ビジョン

グレゴリー・コルベール
「1992年、Ashes and Snowの取り組みを始めた時に私が目指したのは、人間と動物の関係を内側からとらえることでした」—グレゴリー・コルベール
カナダ出身のアーティスト、グレゴリー・コルベールのキャリアは、パリで手がけた社会問題のドキュメンタリー映画から始まりました。映画製作はやがて芸術写真へと発展し、1992年には、初の個展がスイスのエリゼ美術館で開かれました。
続く10年にわたって、コルベールは、映像やその他の作品をいっさい発表せず、インド、ミャンマー、スリランカ、エジプト、ドミニカ、エチオピア、ケニア、トンガ、ナミビア、南極大陸などの地へ探検旅行を重ね、人間と動物とのすばらしい交流を写真と映像に収めました。
2002年、コルベールは、イタリア海軍が保有する15世紀の造船所跡、ヴェネチア・アルセナーレの4,000㎡の空間で、初めてAshes and Snowを開催します。1104年に建てられたアルセナーレは、もともと造船所として使われ、ここで造られた船は、ヴェネチアの運河を通って大海へと漕ぎ出しました。Ashes and Snowは、イタリアで開かれた個展としては最大のものでした。アルセナーレの内部構造は、この作品展にとって理想的なインテリアとして機能し、ノマディック美術館のモデルとなりました。ノマディック美術館は、2005年3月、ニューヨーク・エキシビションでデビューし、2006年1月にはカリフォルニア州サンタモニカ、そして2007年3月には東京へと移動しました。
ヴェネチアを旅立って以来、Ashes and Snowの入場者数は150万人を超えています。このプロジェクトは、一般の観客はもとより批評家からも多くの支持を集め、ニューヨーク・エキシビションでは国際的な写真賞である2005年度ルーシー賞学芸員賞を受賞。また、2007年には、THEA賞の美術館・巡回展部門賞にも輝きました。
コルベールは、今も探検旅行を続け、Ashes and Snowを進化させつづけています。

動物たち
「Ashes and Snowがどのように展開していくのか、その鍵の大半は、コラボレートする動物たちが握っています」
「私は、クジラや象、マナティー、ミーアキャット、チーターなどの眼を通して、世界を見たいと思っているのです。Ashes and Snowを制作する活力になっているのは、自然界のあらゆるものに覚える驚きの念です。私が制作中に感じた驚きをみなさんにも味わっていただきたくて、その世界への窓や扉をできる限り開いたままにしました」
「オーストラリアの先住民たちが壁画に動物を描いたとき、彼らは私が感じるのと同じ喜びを感じていたに違いない、単に動物の輪郭を写し取ることだけを目的にしていたのではないはずだ、と思うのです。彼らは動物たちの内なる夢の世界にも、同じくらい関心を払っていました。アフリカのカラハリ砂漠のサン族による洞窟壁画や、その他の世界中の先住民の芸術を見ても、彼らが動物を内側から見る能力をもっていたことがわかります。1992年にAshes and Snowに取りかかったときに目指したのは、人間と動物の関係を内面から探求することでした」—グレゴリー・コルベール コラボレーション作品としてのAshes and Snowについて
- 動物たち
- アジアゾウ
- マッコウクジラ
- ザトウクジラ
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- マナティー
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- シロハヤブサ
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- ヒヒ
- チータ
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- アフリカンワイルドドッグ
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- バク
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- マーゲイ